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脊椎外科センター

脊椎外科センターのご案内

手術中の様子
脊柱(せきちゅう:せぼね)は頚椎、胸椎、腰椎、仙骨からなり、人体の中枢部にある大切な臓器です。脊柱の役割は、次の3つの機能に大きく分けられます。

(1)体を支える柱としての機能
(2)頭や胴体を動かす機能
(3)脊髄や馬尾などの神経を保護する機能

この脊柱に病気やケガで障害がおきると、痛みや麻痺あるいは体の変形などを来たし、人間の活動が大きく制限されることになります。近年の脊椎外科の進歩はめざましく、多くの脊椎疾患が手術により治せるようになってきました。
リハビリテーション部 理学療法
当センターは、獨協医大整形外科のサテライト病院として、獨協医大整形外科・脊柱診療グループのスタッフにより運営されており、2006年8月~2023年3月までに2201件の脊椎外科手術を行ってきました。

対象疾患は、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎分離症・分離すべり症、頚椎症性脊髄症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靱帯骨化症、透析性脊椎症、脊椎破裂骨折、骨粗鬆症性椎体骨折、脊髄腫瘍など多岐にわたっております。
作業療法
手術に関しては、腰椎すべり症に対する腰椎椎体間固定術、脊柱靱帯骨化症に対する椎弓形成術、脊椎外傷・関節リウマチ・透析性脊椎症などの破壊性疾患に対する大規模な脊柱再建術まで、ほとんどすべての脊椎外科手術を行うことができます。(表1)

当センターのスタッフは5名(表2)の脊椎外科医・整形外科医と1名の麻酔科医で構成されており、手術日は月曜・金曜となっております。

このほかリハビリテーション部(医師:1名、理学療法士:8名、作業療法士:4名、言語聴覚士:2名)も充実していることから、術前検査、周術期管理から回復期までの包括的な治療を安心して受けることができます。

(表1)最近5年間の手術実績


ヘルニア
摘出術
胸腰椎
後方除圧術
後方脊柱
再建術
腰椎椎体間
固定術
頚椎
椎弓形成術
頚椎
前方固定術
椎体形成術
その他
合計
H31/R1年度
11
18
13
43
10
3
1
18
117
R2年度
8
13
7
32
13
0
4
6
83
R3年度
20
15
12
27
20
2
0
8
104
R4年度
11
17
5
25
22
3
12
9
104
R5年度
11
29
13
49
27
3
4
9
145
合計
61
92
50
176
90
11
21
50
553

(表2)

種市 洋(非常勤)
獨協医大教授・脊椎脊髄外科指導医
昭和61年卒
反町 毅(常 勤)
脊椎脊髄外科指導医・整形外科専門医
平成10年卒
青木 寛至(常 勤)
整形外科専門医・脊椎脊髄病医
平成22年卒
大江 真人(非常勤)
脊椎脊髄外科指導医・整形外科専門医
平成18年卒
髙田 知史(非常勤)
整形外科専門医・脊椎脊髄病医
平成26年卒
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